C# exercises (b) Web2 Form

Visual Studio community 2015 アカウントについて (学内専用)

  1. WebBrowser (基本)
  2. Form(自動操作)←今週
  3. HttpClient
  4. REST & JSON

WebBrowser コントロールを利用した、ブラウザをコントロールアプリケーションの作成手順を紹介します。

Googleの検索ページを利用し、ページに表示されているテキストボックスに文字列が自動的に入力、フォームのサブミットボタンのクリックができ、ページを解析し、含まれるすべてのリンク文字列とそのURLを表示するなどもできる。

このようにプログラムからWebページを操作する場合、事前にそのHTMLのソースをチェックして、操作対象となるHTML要素を明確にしておく必要がある。Googleの検索ページのソースを見ると、フォームの定義部分で次のような記述を見つけることができる。

<form action="/search" name=f >
<input name=q size=55 value="" …… >
<input name=btnG type=submit value="Google 検索" …… >
……

Googleの検索ページ内のフォーム定義部分(抜粋)

この記述から、フォーム(<form>要素)には「f」という名前(name属性)が付けられており、またテキストボックス(<input>要素)には「q」、[Google検索]ボタン(サブミット・ボタン。「type=submit」という属性が付いている<input>要素)には「btnG」という名前が付けられていることが分かる。

 

コントロールの配置

Visual Studioを起動し、新しいWindows Formプロジェクトを作成します。

フォーム上次のコントロールを配置してください

ボタン:

  • button1
  • button2
  • button3
  • button4

リストビュー:

  • listView1
    • listView1.View = View.Details;
    • columnHeader1=HERF
    • columnHeader2=text

ウェブブラウザ:

  • webBrowser1

 

スクリーンショット 2016-07-01 11.28.26

イベントハンドラ

Form1_Load

private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
    webBrowser1.Navigate("http://www.google.co.jp");
}

 

button1_Click

private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
    HtmlElementCollection all = webBrowser1.Document.All;
    HtmlElementCollection forms = all.GetElementsByName("q");
    forms[0].InnerText = "c#"; // テキストボックスに「C#」を入力
}

 

button2_Click

private void button2_Click(object sender, EventArgs e)
{
    HtmlElementCollection all = webBrowser1.Document.All;
    HtmlElementCollection forms = all.GetElementsByName("f");
    forms[0].InvokeMember("submit"); // フォームのサブミット
}

 

button3_Click

private void button3_Click(object sender, EventArgs e)
{
    HtmlElementCollection all = webBrowser1.Document.All;
    HtmlElementCollection forms = all.GetElementsByName("btnG");
    forms[0].InvokeMember("click"); // ボタンのクリック
}

 

button4_Click

private void button4_Click(object sender, EventArgs e)
{
    HtmlDocument doc = webBrowser1.Document;

    // リンク文字列とそのURLの列挙
    foreach (HtmlElement he in doc.GetElementsByTagName("A"))
    {

        string href = he.GetAttribute("href"); // HREF属性の値
        string text = he.InnerText; // リンク文字列

        if (!string.IsNullOrEmpty(href)
            && !string.IsNullOrEmpty(text))
        {
            text = text.Replace("\r\n", ""); // 改行文字の削除
            string[] row_1 = { href, text };
            listView1.Items.Add(new ListViewItem(row_1));
        }
    }
}

 

実行結果

button1クリックすると、ページに表示されているテキストボックスに「C#」という文字列が自動的に入力される。

スクリーンショット 2016-07-01 12.20.27

 

button2、button3のボタンをクリックすると、検索が実行されて検索結果ページが表示される。

スクリーンショット 2016-07-01 12.20.34

button4のボタンをクリックすると、ページに含まれるすべてのリンク文字列とそのURLを表示する。

スクリーンショット 2016-07-01 12.20.47

機能追加

フォーム上textbox などを追加て、検索は「C#」に固定するではなく、textbox などの内容を利用するように機能追加する。

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