C# exercises (a) Web1 WebBrowser

Visual Studio community 2015 アカウントについて (学内専用)

今週から、4回分けてWebについて学習する

  1. WebBrowser (基本)
  2. WebBrowser (自動操作)
  3. HttpClient
  4. REST & JSON

WebBrowser コントロール

WebBrowser コントロールを利用した、シンプルなアプリケーションの作成手順を紹介します。

Visual Studioを起動し、新しいWindows Formプロジェクトを作成します。

WebBrowserコントロールの配置

ツールボックスから”WebBrowser”コントロールをクリックして選択します。選択後フォームデザイナにドラッグ&ドロップしフォームにWebBrowserコントロールを配置します。

フォームにWebBrowserコントロールを配置した直後の状態です。フォームいっぱいにコントロールが配置されます.

フォーム全体にコントロールが広がる原因は、”Dock”プロパティがデフォルトで”Fill”に設定されるためです。Dockプロパティを”None”に変更します。

Dockプロパティを”None”に変更するとコントロールのリサイズができるようになります。

コード

下記のコードを記述します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;

namespace WebBrowserControl
{
  public partial class FormMain : Form
  {
    public FormMain()
    {
      InitializeComponent();
    }

    private void FormMain_Load(object sender, EventArgs e)
    {
      webBrowser1.Navigate("http://lmspress.net");
    }
  }
}

 

 

解説

WebBrowerコントロールのNavigateメソッドを呼び出すことでページの取得と表示ができます。

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のフォームが表示されます。Webサイトのページが読み込まれ表示されました。
webbrowser

ウィンドウをリサイズ対応

Dockプロパティ、またはAnchorプロパティを変更し、ウィンドウのリサイズに伴いWebBrowserコントロールのサイズが変化する設定に変えます。

実行し、ウィンドウをリサイズします。Webページが正しく表示されています。
webbrowser2

機能拡張

下記の機能を追加してください

  1. アドレスバー:URL入力
  2. 戻るボタン:前のページに戻る
  3. リロードボタン:ページ再読み込む

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