12.Map

Map構造 コレクションクラス

Map構造は、キーと値をセットにしたものを1つの要素として管理するデータ構造です。
HashMap」「TreeMap」の2種類があります。

Map構造

要素がキーと値で管理されているので、キーを指定して値の取得や更新、削除を行います。

Map構造は、キーによって値を管理するためキーの重複は不可です。
(同じキーがセット(put)された場合は上書きされます。)

マップ(HashMap)

HashMap は、名前(キー)と値の組み合わせを要素として持つ配列です。

HashMapは格納順は管理されません。キーと値にnullを使用することが可能です。

HashMap hm = new HashMap();

hm.put("Brian Kernighan","A REGULAR EXPRESSION MATCHER");
hm.put("Karl Fogel","SUBVERSION'S DELTA EDITOR: INTERFACE AS ONTOLOGY");
hm.put("Jon Bentley","THE MOST BEAUTIFUL CODE I NEVER WROTE");
hm.put("Tim Bray","FINDING THINGS");

println("Get a Element > " + hm.get("Brian Kernighan") );
println("Get a Element > " + hm.get("Jon Bentley") );

マップ(TreeMap)

TreeMap も HashMap と同じように使用できます。要素がキーによって自動的にソートされる点が HashMap と異なります。TreeMapはnullは使用することができません。

インタフェイスの活用

さらに便利なことに,コレクションクラスはCollectionMapというインタフェイスを実装しています。Java言語の仕組み上,インタフェイスのオブジェクトにはそのインタフェイスを実装したクラスのオブジェクトへの参照を持たせることができます。

次のスケッチのように,カチッ!カチッ!とコードを切り替えて,ほとんど同じコードで全く別のデータを取り扱えます。これこそコレクションクラスを利用するメリットです。もっと言えば,オブジェクト指向プログラミングのメリットです。

import java.util.HashMap;
import java.util.Map;
import java.util.Set;

HashMap hm = new HashMap();
Map m;
m = hm;
m.put("Brian Kernighan","A REGULAR EXPRESSION MATCHER");
m.put("Karl Fogel","SUBVERSION'S DELTA EDITOR: INTERFACE AS ONTOLOGY");
m.put("Jon Bentley","THE MOST BEAUTIFUL CODE I NEVER WROTE");
m.put("Tim Bray","FINDING THINGS");

HashMap hm2 = new HashMap();
m = hm2;
m.put(1,123);
m.put(2,223);
m.put(3,323);

m = hm;
println("Get a Element from Interface m > " + m.get("Tim Bray") );
m = hm2;
println("Get a Element from Interface m > " + m.get(2) );

m = hm;
Set s = m.keySet();
for(Object o : s){
  println("Element is " + m.get(o) );
}
m = hm2;
s = m.keySet();
for(Object o : s){
  println("Element is " + m.get(o) );
}

演習

(難易度:easy)

MapInterface.pdeのコード末尾にあるforループを切り分けましょう。そして,Mapインタフェイスを実装したクラスであれば何であれ,受け取って要素に格納された値を列挙するメソッドにしてください。ファイル名はUsefulMapInterface.pdeとしてください。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


Related Post

14.REST and JSON14.REST and JSON

REST RESTは「REpresentational State Transfer」の略で、大まかに言えば、アドレス(URL)とHTTPのメソッド(GETなど)を組み合わせて、サーバー上のデータを操作する仕組みです。 RESTは、Roy Fieldingという方が、2000年に発表した博士論文で提唱されたアーキテクチャスタイルです。Roy FieldingさんはHTTP仕様の策定者の一人であったことから、HTTPはRESTの基準をよく満たしています。 RESTの例として、WordPress JSON REST API (WP API, http://wp-api.org/) あります。それを利用して、Javaなどから最新の記事の取得、記事の投稿、写真の添付などが可能です。 JSON JSON(ジェイソン、JavaScript Object Notation)は、JavaScriptにおけるオブジェクトの表記法をベースとした軽量なデータ記述言語である。 JSONの紹介 […]

Algorithms and Data StructuresAlgorithms and Data Structures

授業概要  ソートとコレクションを中心にアルゴリズムとデータ構造に関する基本を学習する。 Java言語によるプログラミング技術の基本事項を習得する。 特にアルゴリズムとデータ構造の理解を中心に、講義および演習を行う。 授業の到達目標 ・オブジェクト指向言語の概念を理解するとともに、Javaを用いて課題を解決するスキルを身につける。 ・アプリケーションの開発に必要な概念を理解するとともに、Java言語を用いて実用的なWebアプリケーションの開発が行えるようになる。 事前・事後学習の内容 予習としてMyWasedaに掲載するレジュメの事前読了を求めることがあります。各回の予習には90分~120分かかると想定されます。 授業計画 1: 本講義の目的と進め方について説明する。最終的に作成するアプリケーションの実例を説明する。 2: 基本概念を理解する。Javaのインストールからコマンドライン実行の方法を学ぶ。 3: 基本的なアルゴリズムを学ぶ。 4: 基本的なデータ構造を学ぶ。 5: 探索アルゴリズムを学ぶ。 […]

8.Sort8.Sort

ソートとは ソートとは,複数のデータを特定の順序に従うよう並べ替える作業のことです。順番の決め方には次の2つがあります。 昇順:小さいものから大きなものへ 降順:大きなものから小さなものへ   並べ替えは、主にデータベースなどの大量のデータを処理する必要のあるプログラムで有用です。試験の点数の高い順番に並べ替えて、上位1000人を合格にするなどの場合は、点数による並べ替えが行われます。また、住所録のデータを住所毎にまとめて参照したい場合は、住所(文字列)による並べ替えが行われます。 ソートアルゴリズム ソートの処理は、さまざまなプログラムの中で頻繁に使われ、そのゆえ、古くからいろいろなアルゴリズムが考案されてきました。 ソートを行うアルゴリズムの例として次のものが挙げられます。 基本形 基本交換法:バブルソート 基本選択法:直接選択法 基本挿入法 応用形 改良交換法:クイックソート 改良選択法:ヒープソート 改良挿入法:シェルソート バブルソート バブルソート (bubble […]