10.String Searching

文字列を検索する – indexOf/lastIndexOfメソッド

文字列に含まれる部分文字列を検索するには、indexOfメソッドを利用します。indexOfメソッドは、指定された部分文字列が最初に登場した位置を、文字列の先頭を0としたインデックス番号で返します。文字列が見つからなかった場合、戻り値は-1となります。
第2引数で、検索開始位置を指定することもできます。

1
2
3
String str = "にわにはにわにわとりがいる";
System.out.println(str.indexOf("にわ"));  // 結果:0
System.out.println(str.indexOf("にわ", 1));   // 結果:4

部分文字列を文字列の末尾から検索するならば、lastIndexOfメソッドを利用してください。

1
System.out.println(str.lastIndexOf("にわ"));  // 結果:6

match() 正規表現を使った検索

 正規表現を使って、文字列(String)を検索します。結果は文字列の配列として返されます。
【構文】
match(str, regexp)
【パラメータ】
str 検索対象の文字列
regexp 検索条件をあらわす正規表現
【戻り値】
String[] (一致する文字がないときはnull)

 次の例は文字列からデータを取り出します。

String t = "本日の気温は28度です";
String[] m = match(t, "([0-9]+)度");	// 「度」の前の数値を取り出す

if(m != null) {
  println("t=" + m[1]);				// 検索結果(m[1])を出力
  println(m[0]);						// 一致した文字全体(m[0])を出力
} else {
  println("不一致");
}

 

参考:

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA


Related Post

3.Algorithms3.Algorithms

アルゴリズムとは アルゴリズム(英: algorithm)とは、数学、コンピューティング、言語学、あるいは関連する分野において、問題を解くための手順を定式化した形で表現したものを言う。「算法(さんぽう)」と訳されることもある。 基本的なアルゴリズム 順次 条件判定と分岐 (if, switch) 繰り返し (while, for)   順次 順次実行構造は,上に書かれた命令が先に実行され,下に書かれた命令が後に実行される構造のことです。なるべくこのようなシンプルで自然な構造になるようコードを書くべきです。 典型的な順次実行の例として,GSWPよりサンプルコードを引用します。 // Example 03-13 from "Getting […]

12.Map12.Map

Map構造 コレクションクラス Map構造は、キーと値をセットにしたものを1つの要素として管理するデータ構造です。 「HashMap」「TreeMap」の2種類があります。 要素がキーと値で管理されているので、キーを指定して値の取得や更新、削除を行います。 Map構造は、キーによって値を管理するためキーの重複は不可です。 (同じキーがセット(put)された場合は上書きされます。) マップ(HashMap) HashMap は、名前(キー)と値の組み合わせを要素として持つ配列です。 HashMapは格納順は管理されません。キーと値にnullを使用することが可能です。 HashMap hm = new HashMap(); hm.put("Brian Kernighan","A REGULAR EXPRESSION […]

4.Data Structure4.Data Structure

データ構造とは データ構造(データこうぞう、英: data structure)は、計算機科学において、データの集まりをコンピュータの中で効果的に扱うため、一定の形式に系統立てて格納するときの形式のことである。 ソフトウェア開発において、データ構造についてどのような設計を行うかは、プログラム(アルゴリズム)の効率に大きく影響する。そのため、さまざまなデータ構造が考え出されている。 配列 配列(はいれつ)は同じ型の変数を複数取り扱うために考案された仕組みです。配列は変数名にカッコ付きの整数を添えることで順番を決め,要素を区別します。配列によってまとめられた,一つひとつの変数を要素(ようそ)と呼びます。要素を区別するために添えた数字を添字(そえじ)と呼びます。 配列は大変シンプルで,コレクションクラスに比較すると必要とするメモリ量が少なく,アクセスが高速なことがメリットです。データを単純に格納して,順番に参照する程度の用途であれば,コレクションクラスに比較して配列のほうが有利です。 最も基本的な配列の使用例を次に示します。配列の要素数を含めて宣言し,配列の添字を明記して要素に値を代入し,添字を指定して要素の値を呼び出します。 String names[] = {“Tim Bray”,        // 0番目の要素 “Brian Kernighan”, // 1番目の要素 […]